皐月

お庭の竹が目を見張る勢いで力強く伸びています。
なんとこの竹、上にある大きな重い岩を脇へ押しのけるようにして、地面から伸びてきました！

新緑のまぶしい季節となりました。

小さな白い花が、不思議と下を向いて咲いています。
この花、うなだれているのではなく下向きに咲くエゴノキの花でした。
土の上に落ちた花もなんとも可愛らしい様子。種子はお手玉の中身として使われるそうです。

展示室の片隅で、ひっそりとアトリエ館の歴史を見つめてきた古時計。
向井さんが実際に使っていた絵の具が、当時のまま残されています。
床には、実際にそこで絵を描いていたことのわかる創作の跡が見られます。
どこにあるか館内を探してみて下さいね。

向井家で使われていた和箪笥たち。華やかで高貴な菊のかんが施されています。
向井さんはこけしとご縁があったそうで、館内にはそのコレクションがずらりと並んでいます。
縁側を優しく照らしているのは、鳥取県で民藝運動を広めた吉田障也の照明です。

お庭全体を覆うように、木が青々と茂っています。木漏れ日あふれるアトリエ館のお庭です。

4月へ

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