2021年に生誕120年を迎える向井潤吉(1901-1995)。今年度の向井潤吉アトリエ館では、明治から平成の時代を生きた向井の人生の歩みと、80年におよぶ画業を、初期から晩年の作品を通して辿ります。第1期(4月1日〜9月26日)と第2期(10月16日〜2022年3月13日)で、それぞれ異なる作品によって構成し、より多くの向井作品をお楽しみいただけるようにいたしました。
若き日のパリ留学、戦争の時代を経て、戦後、草屋根民家のシリーズへとつながる向井潤吉の創作の軌跡をご覧ください。
また、本展では、生前に向井が愛用した家具や調度品をします。椅子や電気シェードは世田谷の木工作家・林二郎や鳥取の民藝運動家・吉田璋也などが手がけたもので、現在もアトリエ館の館内に味わい深い彩りを添えています。ご来館の皆様にも、椅子には実際に手に触れ、お座りいただけます。
画家のくらしの息づかいをそのままに伝える展示空間をぜひお楽しみください。
展覧会チラシ(PDF)
年間スケジュール
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